薄井市議に関するふたつの請願


東村山市に提出された、薄井市議に関するふたつの請願です。
(この請願は、2007年7月9日の政策総務委員会で、「不採択」という結論が出されています。)

この請願に対する薄井市議の弁明はこちら(薄井市議のBlog)

請願審査当日の、政策総務委員会議事録はこちら(東村山市HP内)

薄井市議に対する請願の内容

薄井氏に対する辞職勧告を求める請願

請願趣旨
 薄井政美氏は、市議の任期の開始後の現在にいたっても条例に違反して女性、障害者の人権を侵害することを繰り返しており、青少年の教育にとっても阻害物であって、市議として最低限の資質に欠けるので、自発的辞職をするよう貴議会において勧告決議を行うよう求める。

請願理由
 今年度市議会議員選挙にて当選した薄井政美なる人物は、市議の任期開始後に至っても、インターネットのアダルト動画サイトにおいて、実名で登場し、「人妻はカラダを褒めろ」とか「オマタのバリアフリー化」などと記述さえ憚れるセクハラ発言を繰り返し、女性、障害者を差別しその人権を侵害している。
 上記の薄井議員の行為は、東村山市男女共同参画条例第13条第2項及び同第14条に違反するのは明らかであって、東村山市の立法機関である市議会の構成員として最低限の資質に欠けるものである。
 また、市議会の議員は、教育行政とりわけ青少年教育に関する行政執行につき疑義を質す立場にあり、薄井政美氏の上記の行為は看過、容認することは到底できない。
 このような人物が市議として貴議会に所属していることを放置することは、全国の各議会はもちろんのこと全国民から批判の集中することは必定といわざるをえない。
 したがって、速やかに請願趣旨の通りの措置を執るよう求めるものである。

平成19年6月13日

請願人 ○○○○

紹介議員 朝木直子


薄井政美市議への辞職勧告についての請願

請願内容
 東村山市議会議員に当選した薄井政美氏に対し、東村山市議会が自発的議員辞職を求めるための辞職勧告を行うよう請願する。

請願の背景
「地方選で争われる政策は生活に直結するものが多く身近で切実だ」「有権者みんなが多かれ少なかれ政策の利害関係者だ」(朝日新聞4月16日社説より引用)
 東村山市の将来を決定する政策の形成と政策の決定に携わる市議会議員は、まさに私たち市民の運命を担っていると言ってよい。今般、夕張市の財政破綻や政務調査費の不正使用問題で表顕した地方議員の議員活動や議員としての資質の問題は、住民からの信頼を大きく失墜させる結果となっている。

請願理由
 @経歴詐称の疑念
 薄井政美氏の選挙公報のプロフィールには「毎日新聞社記者などを経て前職は出版社社員」とだけ職歴が記されているが、大手新聞社勤務はわずか1年8ヶ月であり、さらに前職は性風俗レポーターである。選挙公報において「徹底した情報公開」を二大公約の一つに掲げながら、「市議候補」「市議」としての自分に対する疑問や批判に対して、意図的に説明責任を果たそうとしてこなかった薄井政美氏の行動はまさに、「経歴詐称」にも値する大問題であると断じざるを得ない。
 また、青少年の健全な育成を責とする薄井市議の「出版社社員」としての前職が、ソープランドなど性風俗業界の女性求人誌を発行している出版会社の社員であることを知った市民は、薄井議員に主権者としての権利を信託するであろうか。答えはノーであり、多くの市民が「信託できない」と声をあげていることは紛れもない事実である。
 結論として、薄井政美氏は「人物」「経歴」を「詐称(偽り)」と言えるほど美化して当選したものであり、民間であればまさに「クーリングオフ」の対象であることは明白なる事実である。

 A薄井政美氏の「異論の封殺行為姿勢」は市議としての的確性に欠ける
 薄井政美氏のブログや住民投票を求めた市民連絡会のブログにおいて、薄井政美氏は一貫して氏の意見と異なる言論を封殺してきた。その行動姿勢は公人となった現在も同じであり、「少数意見の尊重」「表現、言論の自由」をうたった日本国憲法の精神に反する卑劣な行為であり断じて看過することができない。
 薄井政美市議のこのような行為こそが、長崎市長が殺害された事件や加藤紘一元自民党幹事長の実家放火事件など、自由闊達な言論活動を封殺する蛮行へつながっていくのであり、氏の倫理観、道徳観の欠如はまさに市議としての適格性に欠けていると断じざるを得ないのである。

 B知的財産権侵害を奨励する姿勢はコンプライアンス精神を無視する愚行であり市議として甚だ不適任である
 薄井政美氏のブログや住民投票を求めた市民連絡会の公式ブログにおいて、薄井氏は当方からの再三の忠告にも関わらず、違法投稿された「You Tube(ユーチューブ、11月7日に放映された報道番組の海賊版)」を見るよう勧める記事投稿を何回も行ってきた。米国が中国の著作権侵害をWTOに提訴した記事や日本でも著作権をめぐる法改正への検討が始まったという記事を目にするとき、元新聞記者の経歴を有する薄井政美氏のこの確信犯的行為はまさに断罪されるべきものであると言わざるを得ない。

 このような理由により、東村山市議会が薄井政美氏の市議会議員辞職勧告を行うよう請願するものである。

平成19年6月19日

請願人 ○○○○

紹介議員 朝木直子

政策総務委員会で、請願の審議の様子を傍聴した方の傍聴記

請願関係者のHP、Blog等

 


戻る

inserted by FC2 system